託児所完備の介護施設を選ぶポイント

福利厚生の一環として、在職中の職員が利用できる託児所を設ける介護施設の数は年々増加の傾向にあります。たとえば、介護士をはじめとした職員の不足に悩む都市部の介護施設の中には、託児所の整備に向けて経費をあてたり、介護士募集の際に託児所の完備をアピールしているところが多く見られます。そこで、託児所完備の介護施設を就職先の候補に選ぶにあたっては、いくつかの施設のひと月あたりの託児料金の相場を把握して、経済的な面で負担を感じずに利用できるところを見極めましょう。一般的に、年中無休で好きな曜日や時間帯に利用できるところや、託児サービスの内容が充実しているところは月々の利用料金が高くなることがあるため、じっくりと予算に合うところを探すことが大事です。

また、介護施設によっては常勤以外の職員の託児所利用が認められていないこともあり、特に子育て中の人は求人選びの段階から託児所の利用条件をよく調べておく必要があります。年間を通して介護士の採用を活発に行っている社会福祉法人の中には、雇用形態に関係なくすべての介護士がニーズに応じて託児所を利用できる環境を整えているところも珍しくありません。そのため、体力や家庭の事情などにより、常勤の介護士として働くことが困難な人は、子育て中の女性の介護士が活躍している介護施設の特徴を理解することが重要です。そのほか、託児所の利用の必要性について迷っている人は、採用選考の際にためらわずに担当者に質問をすることもポイントです。